Kannkyo Day's

ソフトウェアエンジニアの日常系ブログ

2019年5月の読書メーター

5月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2379
ナイス数:199

ザ・フォロワーシップ―上司を動かす賢い部下の教科書ザ・フォロワーシップ―上司を動かす賢い部下の教科書感想
フォロワーシップとは、リーダーを支える部下の姿勢のこと。リーダーシップの逆の概念。特に日本によくあるボトムアップ型の組織では有用。本の内容としては結構殺伐としていて、辞職、虐待や内部告発にも触れている。ある意味非常に実務的。リーダーにとっては耳の痛い話もちらほら出てくる。どっちかというとリーダーに読ませたい本かな。
読了日:05月14日 著者:アイラ・チャレフ
アメリカ陸軍統帥法―リーダーシップと管理の52条アメリカ陸軍統帥法―リーダーシップと管理の52条感想
第二次大戦、朝鮮、ベトナムの各戦争に従軍し、冷戦期を生きた頑固一徹な陸軍将校による統帥の極意。その真髄は「厳しいがフェア、そして温かい人間」であることである。現代に生きる身からすると厳しすぎて少々時代遅れな感もあるが、死線を戦い抜いた戦士としての含蓄がある。部下から死にたくないと泣きつかれた時に、瞬時に適切な判断できるか?私にはムリだが、この本には1つの答えがある。
読了日:05月13日 著者:エドワード・M.,Jr. フラナガン
トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざしてトヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして感想
OODAループの本で紹介されてたので読んでみた。おおむね公知のトヨタ生産方式に関する話。ただし、トヨタ生産方式の源流がフォード一世にあるというのはとても面白い。アメリカから出て、日本で育ち、またアメリカに帰ってきたということかな。
読了日:05月06日 著者:大野 耐一
詳説<統帥綱領> (PHP新書)詳説<統帥綱領> (PHP新書)感想
ビジネスで使えそうな普遍的なとこだけざっと読了。米海軍士官候補生教本と比すると、簡潔なるもやや内容に乏しく、教条的すぎるきらいがある。また、そのまま普遍的に使える内容に乏しく、具体的な軍事的場面を想定しすぎているように感ずる。
読了日:05月05日 著者:柘植久慶
日本中世史を見直す (平凡社ライブラリー)日本中世史を見直す (平凡社ライブラリー)感想
付録についてる誡太子書の翻字だけ読了。誡太子書は、14世紀初頭に花園上皇が近く即位する甥に宛てて書いた訓戒。即位ニュースで話題になってたので、仕事の参考になるかと思って読んでみた。その内容はおおむね儒教的な帝王学を語っており、万民の参考にはならない。ただ、民の苦しみを知らずにエスカレータ式に上に立つことに対して「恥ずかしくないのか?」と強烈に批判する様は、IT土木の一員としては身につまされるものがある。
読了日:05月05日 著者:佐藤 進一,笠松 宏至,網野 善彦
戦略の本質 (日経ビジネス人文庫)戦略の本質 (日経ビジネス人文庫)感想
8章以降を再読。メモを取りつつ読み返し。失敗の本質と比べると単純明快とは言い難く、筆者達もまえがきで明快さに欠く旨を歯切れ悪く言及している。もっとも戦略という複雑怪奇な概念に本質があるのであれば、これ以上に整理しようもない気がする。
読了日:05月05日 著者:野中 郁次郎,戸部 良一,鎌田 伸一,寺本 義也,杉乃尾 宜生,村井 友秀
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)感想
職務における具体的な場面を想定しつつ、二章以降を再読。OODAループ、アジャイル開発宣言やGoogle流仕事術と比すると、巨大組織の運営方法に主眼が置かれていた。エラくならないとなかなか使う場面がない気がする。
読了日:05月05日 著者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎
戦術の本質  戦いには不変の原理・原則がある (サイエンス・アイ新書)戦術の本質 戦いには不変の原理・原則がある (サイエンス・アイ新書)感想
新たな仕事に取り組むにあたり再読。各個撃破を避けつつ任務を速やかに完遂するために、チームを陶冶する方法を模索。
読了日:05月03日 著者:木元 寛明

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