Kannkyo Day's

ソフトウェアエンジニアの日常系ブログ

2019年6月の読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:2589
ナイス数:231

茶の本 (岩波文庫)茶の本 (岩波文庫)感想
せいぜい100ページ足らずの本だが、密度が濃い。 本書の論旨は次の通りである。 即ち、西洋は日本文化を甚だ誤解している。日本文化全体に様々な影響を与えた芸術が茶道であり、よって西洋が日本の茶道を学ぶことは日本文化全体の理解につながる。茶道の要義は不完全性への崇敬にあり、茶の湯は宇宙法則を象徴し、茶室は形式美の具現である。茶人は、結果より過程を、均整より不均衡を、実質より形式を重んじる。
読了日:06月28日 著者:岡倉 覚三
インフラデザインパターン ~安定稼動に導く127の設計方式 (WEB+DB PRESS plus)インフラデザインパターン ~安定稼動に導く127の設計方式 (WEB+DB PRESS plus)感想
わかりやすい。多少図表が見にくい部分はあるが、それを補って余りある論理性と網羅性を有する。さすがはNTTデータといったところか。クラウド時代にもそれなりに通用する内容。この種の、COTSや開発手法に依存しないソフトウェア工学的な考えができるようになりたいものだ。
読了日:06月24日 著者:株式会社NTTデータ,杉原 健郎,吉田 一幸,岩崎 賢治,三浦 広志,吉田 佐智男
若冲若冲感想
もうこれ、歴史書ってことでいいんじゃね?と思いたくなるほど真に迫っている。謎に包まれた若冲の生涯を、史料をベースにしつつ、鮮やかに脚色した物語にまとめている。さながら若冲の彩色画のようだ。
読了日:06月24日 著者:澤田 瞳子
元法制局キャリアが教える 法律を読むセンスの磨き方・伸ばし方元法制局キャリアが教える 法律を読むセンスの磨き方・伸ばし方感想
著者いわく、法律を読むセンスは、リーガルマインドと法解釈力が二重螺旋を描いて磨かれるものである。リーガルマインドは、論理的思考力とバランス感覚で構成される「ものごとの正義や公平」を感じ取る能力である。法解釈力は文字通り法を解釈する能力であるが、あまり詳細に触れられていない。もう少し知りたいところ。
読了日:06月23日 著者:吉田 利宏
判例の読み方 -- シッシー&ワッシーと学ぶ判例の読み方 -- シッシー&ワッシーと学ぶ感想
有斐閣社の社章のワシとライオンが、丁々発止の掛け合いをしつつ、判例を学ぶ話。マンガ的な意味で面白いけど学術書としては圧倒的に読みにくい。そして、「下級裁判所って下っ端の裁判所のこと?」のくだりがやばすぎる。編集者が飛ばされてないか不安なんだが・・・。
読了日:06月23日 著者:青木 人志
元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[第2版]元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[第2版]感想
半分くらい知ってる内容だったので流した。基礎的な法学と法制執務が半々くらいの内容。図解や法文解釈の手法など実務的視点で書かれている。
読了日:06月23日 著者:吉田 利宏
条文の読み方条文の読み方感想
衆議院の法制局と憲法審査会事務局の合作。法制執務の基礎知識と用語集を収録。「遅滞なく」「直ちに」「速やかに」といったよく似た法律用語の絶妙なニュアンスの違いとか。トリビア満載。
読了日:06月22日 著者:法制執務用語研究会
とんがり帽子のアトリエ(5) (モーニング KC)とんがり帽子のアトリエ(5) (モーニング KC)感想
バトル回だった。のほほんとした魔法使いの弟子たちの日常系のターンを待つしかない。
読了日:06月19日 著者:白浜 鴎
とんがり帽子のアトリエ(4) (モーニング KC)とんがり帽子のアトリエ(4) (モーニング KC)感想
「我輩はフデムシである 名前はまだない」という書き出しに吹いた。夏目漱石を最初に読んだ明治の人々の衝撃も、こんな感じだったんだろうか。
読了日:06月17日 著者:白浜 鴎
とんがり帽子のアトリエ(3) (モーニング KC)とんがり帽子のアトリエ(3) (モーニング KC)感想
便利なものには必ず落とし穴がある。それは魔法も例外ではない。というお話。
読了日:06月16日 著者:白浜 鴎
とんがり帽子のアトリエ(2) (モーニング KC)とんがり帽子のアトリエ(2) (モーニング KC)感想
連続2冊目。読みたいと思ったらいつでも買えてしまう電子書籍の恐ろしさ。
読了日:06月16日 著者:白浜 鴎
とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)感想
圧倒的な画力。芸術家が漫画描いたらこうなる、という感じの絵。指輪物語とか漫画化してほしい。
読了日:06月16日 著者:白浜 鴎

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